基幹システム障害・ランサムウェア・不正アクセス調査・データ復旧

このシステム障害だけで、
「築いてきた信頼が一瞬で崩れるなんて」

パソコンの乗っ取り、サイトコントローラーのハッキング、
OTA暴走、PMS停止、ランサムウェア、情報漏洩の疑い。
現場を知り尽くした専門チームが、現場のスタッフとともに信用を守り抜く。

メール24時間365日
緊急専用ダイヤル 8:00~21:00
0120-987-258
不正アクセスは怖いですね。
でもきっと何とかなる!
まずは冷静になりましょう。
あいさつするオペレーター

何が起こっているんだ!
観光地を狙う攻撃が急増しています。

「うちは大丈夫」という過信が、最大のセキュリティホールです。
これらは、あなたの隣のホテルで実際に起きたインシデントの記録です。

CASE: 温泉旅館 支配人

“週末の夕方、突然予約システムがロックされた。チェックイン待ちのお客様がロビーに溢れ、電話は鳴り止まない。画面には身代金要求の文字。頭が真っ白になり、震えが止まらなかった”

CASE: リゾートホテル 予約係

“お客様から『変な予約確認メールが届いた』と問い合わせが殺到。調べると当ホテルを騙ったフィッシングメールがばら撒かれていた。大切なお客様を危険に晒してしまった事実に愕然とした”

CASE: 宿泊予約課 マネージャー

“朝7時、いつもの予約統合管理システムにログインしようとしたが、弾かれる。その時、OTA側から『ありえない安値』で大量の予約通知が届き始めた。誰かが乗っ取って勝手に販売している? 止めようにも管理画面に入れない…”

起こったことを冷静に直視し、
次なる攻撃(さらなる被害の拡大)を防ぐ必要があります。

IMMEDIATE ACTION

「公式サイトに何を載せればいい?」
フィッシング詐欺・緊急告知テンプレート

お客様が詐欺メールのURLをクリックしてしまう前に。
以下の文面をコピーし、貴館ホームページの「重要なお知らせ」や「トップページ」に緊急掲載してください。

掲載のポイント

  • 具体的な「脅し文句」を書く

    「24時間以内に支払わないとキャンセル」「カード情報の再入力」など、犯人が使う具体的なキーワードを出すことで、お客様が「あ、これだ!」と気づけます。

  • 「当館からは送らない」と断言する

    「メールでカード番号を聞くことは絶対にありません」と明記することで、お客様の迷いを断ち切ります。

  • URLはクリックさせない

    「心当たりのないリンクは開かず、まずはホテルへ電話してください」と誘導先を指定します。

OTA(Booking.com等)のチャット機能が悪用されるケースが増えています。「アプリ内のメッセージだから安全」とは限らないことを周知してください。
https://hotel-name.jp/news/important
【重要】当館を装った「なりすましメール(フィッシング詐欺)」にご注意ください 平素より当館をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 現在、Booking.com等の予約サイトを経由して、当館を装った不審なメールやチャットメッセージが配信されている事象が確認されております。 ■ 確認されている手口 「予約がキャンセルされる可能性があります」 「支払い情報(カード情報)の再登録が必要です」 「24時間以内に下記URLから手続きをしてください」 といった文面で、偽の決済サイトへ誘導し、クレジットカード情報を盗み取ろうとするものです。 ■ お客様へのお願い 当館から、メールやチャットでクレジットカード情報の再入力をお願いしたり、追加の支払いを急かしたりすることは一切ございません。 不審なメールが届いた際は、記載されたURL(リンク)には絶対にアクセスせず、削除をお願いいたします。 判断に迷う場合は、リンクを開く前に当館(00-0000-0000)まで直接お電話にてお問い合わせください。 -------------------------------------------------- ホテル〇〇 支配人 --------------------------------------------------
そうなんです。
業界の基幹システムって
すごく複雑なんですよね。
私たちはそこが得意です!
メモをとるオペレーター
困っている様子

ホテルをはじめとする基幹システム復旧の
難しさはどこにあるのか?

一般的なITベンダーや保守会社に依頼しても、
解決までに時間がかかり、被害が拡大してしまう構造的な理由があります。

REASON 01

複雑に絡み合う
「ベンダーの壁」

PMS、ネットワーク、カードキー、Wi-Fi。それぞれ契約している業者が異なるため、障害発生時に「それはうちの責任範囲ではない」という責任の押し付け合い(たらい回し)が発生し、原因特定が遅れます。

REASON 02

特殊な「連携仕様」の
ブラックボックス化

サイトコントローラー(TL-リンカーン等)や釣銭機、パスポートリーダーとの連携仕様はホテル特有です。一般的なサーバーエンジニアではこの仕組みを理解できず、誤った復旧操作でデータを破損させるリスクがあります。

REASON 03

24時間365日
「止まれない」プレッシャー

オフィスと違い、ホテルには「定時」も「休日」もありません。一般的な保守業者の「平日9時-17時対応」では、金曜日の夜に起きたトラブルに対応できず、週末の稼働をすべて手作業で行う絶望的な状況に陥ります。

わたしたちがサポートできること

ホテルをはじめとする基幹システムへの精通

汎用的なIT業者では対応が難しい、PMS(予約管理)、POS、カードキーシステム等の連携を理解したエンジニアが、安全な復旧手順を提示します。

業者連携の詳細を見る

広報・謝罪まで支援

技術的な復旧だけでは不十分です。お客様へのお詫び文面作成、プレスリリースの監修など、ブランド毀損を最小限に抑える広報対応をサポートします。

謝罪方法の詳細を見る

セキュリティ対策の確立

もし次があっても被害を最小限にするために(被害軽減)行うべき対策について提案します。

対応方法の詳細を見る

あらゆる業界の現場を知り尽くしたチームが、技術と広報の両面から守ります。

SERVICE 02

お詫びメール配信・個別連絡

「Outlook」で一斉送信しないでください

焦ったスタッフが、本来「BCC」に入れるべきアドレスを誤って「TO(宛先)」に入れて数百人に送信し、顧客名簿を全世界に公開してしまう事故(二次被害)が後を絶ちません。
また、通常のメールソフトで大量送信を行うと、Gmailや携帯キャリアから「迷惑メール業者」と判定され、ドメインごとブロックされるリスクがあります。

POINT 01

誤送信ゼロの配信システム

貴社のメールソフトは使いません。私たちが保有する「誤送信防止機能付き・大量配信サーバー」を使用し、1通ずつ確実に個別生成して送信します。お客様同士のアドレスが見えることは100%ありません。

POINT 02

弁護士監修の文面作成

「何をどこまで書くべきか」。不用意な表現は炎上を招きます。法務・広報の専門家が、事象(ランサムウェア、情報漏洩等)に合わせた、誠実かつリスクの低いお詫び文案を作成します。

POINT 03

キャンセル対応・個別返信

一斉送信後に来る「予約をキャンセルしたい」「私のカードは大丈夫か」といった個別の返信にも対応。貴社スタッフになり代わり、承認済みスクリプトに基づいて丁寧に返信します。

配信までのワークフロー

顧客データの整合性チェック

顧客リストをお預かりし重複アドレスや形式エラーを除去します。

文面作成・テスト

文面を作成し、担当者様のスマホへテスト送信。状況説明と今後の見通しについて的確な内容に。

一斉配信実行

専用サーバーから高速配信。
到達率や開封率のレポートも提出します。

QUEST CHART

ログ開示・証拠確保の実務フロー
〜真実の記録を入手せよ〜

ただ「ログをください」と言うだけでは、必要なデータは手に入りません。
以下の手順に沿って、証拠が消える前に確保してください。

1. 発生:絶対厳守の掟

  • 再起動は禁止
    メモリ上の痕跡が全て消えます。そのままに。
  • LANケーブルを抜く
    被害の拡散(感染拡大)を物理的に止めます。
  • 画面をスマホで撮影
    エラーメッセージは重要な手がかりです。
2

即電話:保全の要請

  • 「ログ保存」の設定変更
    通常1週間等で消える設定を「無期限」に変更依頼。
  • スナップショット依頼
    「今のサーバーの状態を丸ごと保存」してくださいと伝えます。
  • 「上書き禁止」を明言
    調査が終わるまでデータを触らないよう釘を刺します。
3

証拠化:言った言わない防止

  • 電話直後にメール送信
    「先ほどの電話の通り、保全をお願いします」と送る。
  • 保存期限の文書回答
    「いつのデータまで残っているか」をメールで回答させます。
  • 担当者名を記録
    誰が「保全する」と約束したかを記録に残します。
4

障壁:拒否への対抗策

  • 「個人情報だから無理」
    →「マスキング(黒塗り)して提出」で合意形成を図ります。
  • 「責任は負えない」
    →「責任追及ではなく、原因究明が目的」と伝えます。
  • 「契約外」
    →「有償スポット対応で構わない」と割り切って進めます。
5

正式依頼:範囲の指定

  • 期間をピンポイント指定
    「全期間」は拒否されます。「〇月〇日 14:00〜16:00」等に絞ります。
  • 対象ログの具体化
    「アクセスログ」「DBログ」「FWログ」等、種類を指定します。
  • キーマンへの送付
    営業担当ではなく、技術責任者(CTO)宛に送ります。

6. ログ入手・解析開始

  • 受領データの確認
    CSVや生データを受け取り、改ざんがないか確認します。
  • 専門家へパス
    ここから先はプロの領域。解析チームにデータを渡します。
入手したログの解析を依頼する

※ 相手業者が非協力的な場合、私たちが技術担当として間に入り、交渉を代行することも可能です。

SERVICE 01

ホテルシステム(PMS)解析・ベンダー連携

なぜ、PMS業者はログを出したがらないのか?

インシデント発生時、システムベンダーは非常に慎重になります。
「ログを出せば、自社の瑕疵(責任)を問われるかもしれない」と慎重になるのは当然かもしれません。
企業側が感情的に詰め寄ると、彼らは拒絶体制となり、復旧に必要なデータさえ手に入らなくなります。

一般的なIT業者の対応
IT担当者 「原因はお宅のシステムでしょ? 全てのアクセスログを今すぐ出してください!責任とってもらいますよ!」
PMSベンダー 「...弊社の仕様上、そのようなログは出力できません(警戒モード突入)」
交渉決裂・証拠隠滅のリスク
私たちの方法(Vendor Liaison)
弊社エンジニア 「不正通信は特定の日時に限定されています。御社の責任を問うものではないので、まずはDBサーバーのトランザクションログの、14時から15時の範囲だけCSVで頂けませんか? 調査協力費として計上も可能です」
PMSベンダー 「...その範囲のCSV出力なら可能です。技術担当に指示します。(協力的な姿勢へ)」
ログ入手・早期原因特定

ブラックボックス化させない技術力

PMS(宿泊管理)

オンプレミス型からクラウド型(TL-リンカーン連携等)まで、DB構造を推測し調査します。

POS・オーダー

レストランPOSとPMSの掛売り連携部分など、脆弱性が生まれやすい接続点を重点調査。

ゲストWi-Fi

VPN機器(FortiGate等)のログ解析により、外部からの侵入経路を特定します。

専門エンジニアの知見

  • 「どこにログがあるか」を知っている
    ベンダーが「ログはない」と言っても、私たちは「IISのログはデフォルトでここに残るはずです」「SQL Serverならこのクエリで履歴が見れます」と具体的に指摘できます。
  • OTA(予約サイト)連携の仕様理解
    Booking.comや楽天トラベルからの個人情報流入経路(サイトコントローラー経由)において、どこで情報が漏れたかの切り分けを行います。
  • 「責任分界点」の明確化
    復旧費用を誰が負担すべきか? 保険請求や損害賠償のために必要な「技術的な証拠(エビデンス)」を客観的なレポートとして作成します。

ご希望いただけば
ベンダー様と協力して事態鎮静化を図ります。

経営者様が技術的な交渉をするのは大変だと思います。
私たちが「貴社のアドバイザー」として寄り添います。

緊急会議

ええと、一斉送信では
必ずBCCに宛先を入れる…
わかったわ!
あいさつするオペレーター

【参考】状況説明およびお詫びメールの一般的な例

「個人情報流出が未確定」の段階で使用する一般的なものです。

新規メッセージ
_ ×
To お客様各位(BCCに入れてください)
From ホテル〇〇 危機対応チーム <info@hotel-name.jp>
件名 【重要】システム障害による予約確認業務への影響とお詫びについて
お客様各位 平素よりホテル○○をご利用いただき、誠にありがとうございます。 現在、当ホテルが利用しております予約管理システムにおいて第三者からの不正アクセスが検知され、安全確保のためシステムを停止しております。 この影響により、現在チェックイン手続きにお時間を頂戴しているほか、新規のご予約・変更の受付ができない状況となっております。 ■ お客様の個人情報について 現時点において、個人情報の外部流出の事実は確認されておりませんが、専門機関によるフォレンジック調査(詳細解析)を開始しております。 万が一、個人情報の流出が確認された場合には、対象のお客様へ速やかに個別にご連絡を差し上げるとともに、弊社公式ウェブサイトにて公表いたします。 ■ 今後の対応について 現在、外部セキュリティ専門家の協力のもと、システムの復旧およびセキュリティ強化対策を進めております。 お客様には多大なるご迷惑とご心配をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。 -------------------------------------------------- ホテル〇〇 住所:〇〇県〇〇市〇〇町1-2-3 電話:00-0000-0000 --------------------------------------------------
STEP 01 左下の「本文をコピー」をクリック
STEP 02 お使いのメールソフトに貼り付け
STEP 03 〇〇の部分を書き換えて送信

⚠️ 送信時の重要なお願い

  • 必ず[BCC]で送信してください。
    [TO]や[CC]は情報漏洩(二次被害)の原因になります。
  • 大量送信による未達にご注意ください。
    数百件の一斉送信はスパム判定される恐れがあります。

💡不安な場合はお任せください




サイバー攻撃の「侵入口」は、
ローカルメールソフトからでした。

多くの攻撃は、古いメールソフト(Outlook等)の隙を突かれて発生します。
Outlook自体が悪いわけではありませんが、
「従来型の設定」のまま使い続けることは、ハッカーにとって格好の的になります。
私たちは未然に防ぐためGmailとGoogle Workspaceへをおススメしています。

REASON 01 メールソフトは「Gmail」をおすすめしています。

従来のインストール型メールソフト(Outlookなど)は、受信した時点でウイルス感染のリスクがあります。
一方、Gmailは「クラウド上でウイルスを無害化」してから表示するため、圧倒的に安全です。

機能 今すぐやめるべき 従来型ソフト おすすめ Gmail (Workspace)
ウイルス検知
すり抜けやすい
AIによる
最高水準の検知
怪しいメール
そのまま届く
警告 赤い画面が出る

REASON 02 パスワードは「Chrome」に預けるのもひとつです。

パスワードを使いまわしたり、規則性があったりすると不正アクセスの元凶となります。

OTAや管理画面の膨大なパスワード。Chromeなら暗号化して安全に管理し、「使い回し」や「漏洩」を自動でチェックしてくれます。

  • 漏洩チェック: パスワードが流出していないか自動監視
  • 2段階認証: PCを盗まれてもデータは守られます

ドメイン移行・導入設定もご相談ください。

 メールは何を使ったらいいか相談する
SERVICE 03

現場の判断ミスを防ぐ「指令書」
もしもの時、この1枚がホテルを救います。

従来のマニュアル

  • × 分厚すぎて読む気になれない
  • × 事務所の奥にあり、取りに行けない
  • × 文字ばかりで、パニック時に頭に入らない

緊急時初動対応シート

  • ◎ フロントスタッフに周知する
  • ◎「まず何をするか」
  • ◎「何をしてはいけないのか」

インシデント発生時、最も怖いのは「パニックによる誤った対応」です。
このシートを印刷して緊急時にご活用ください。

シートのPDFを印刷する

被害を拡大させる「12のNG行動」

良かれと思ってやった判断が、取り返しのつかない事態を招きます。
以下のような対応は、セキュリティ事故において「致命傷」となります。

判断・調査のNG

  • ① 調査前の「決めつけ」

    「PMSのせいだ」と憶測で判断し、真の侵入経路(別のサーバー等)を見逃して被害が拡大し続けた。

  • ② 自分たちだけで解決しようとする

    根本的な穴を塞げず再侵入を許し、結果として1ヶ月の休館など経営に致命的なダメージを負った。

  • ③ 記録があいまい

    「いつ誰が何をしたか」の記録がなく、専門家が介入しても原因追及ができず、復旧が大幅に遅れた。

  • ④ 原因不明のまま放置

    パスワードの使い回し等が原因にもかかわらず、どうしていいか分からず不安なまま業務を続け、リスクを放置した。

広報・対外対応のNG

  • ⑤ 不確定な情報の拡散

    お客様へのメールに憶測を書いた結果、SNSでデマが独り歩きし、関係会社まで巻き込む炎上騒ぎに。

  • ⑥ 情報漏洩の隠蔽

    隠していたがお客様が関係機関に通報して発覚。後手に回った謝罪会見を開くことになり信用が失墜。

  • ⑦ 注意喚起の遅れ

    発覚から1週間放置したため、その間にお客様が詐欺メールの被害に遭い、被害額が数百万に膨れ上がった。

  • ⑧ 「サイバー攻撃です」と断言

    調査前に安易に伝えてパニックを招いた。ただの機器故障の可能性もあるため「確認中」とするのが鉄則。

現場・スタッフ管理のNG

  • ⑨ スタッフを孤立させる

    お客様に詰め寄られたスタッフが心労でダウン。支配人もフォローできず組織崩壊。

  • ⑨-2 ミスを責める・教育不足

    スタッフが自身のミスを隠そうとして報告が遅れた。非常時に責めるのではなく、素直に報告させる教育が必要。

  • ⑩ 現場判断でのネットワーク接続

    業務優先でLANを抜き渋った。アナログ(紙台帳)への切り替え訓練ができておらず、パニックを恐れて被害を拡大させた。

犯人への対応NG

  • ⑪ 犯人に連絡をとる

    メールや電話で反応すると「カモ」だと認識され、さらなる執拗な攻撃や脅迫のターゲットにされる。

  • ⑫ 身代金を支払う

    支払ってもデータが戻る保証はなく、反社会的勢力への利益供与となる。絶対に支払ってはいけない。

DOWNLOAD & PRINT

連絡体制まとめシート(保存版)

万が一の際、現場がパニックにならないよう、
このシートを印刷してご参考ください。

【連絡体制まとめシート 1/2】

発行:対策本部 [更新日:20  .  .  ]
※上から順に行動してください
1. 現場スタッフが「今すぐ」やること(即時対応)
① 状況に応じて実行(止血措置)

パソコンの乗っ取り:ネットワークの遮断、エラー画面の撮影
Webサービスへの不正アクセス:パスワードの総入れ替え

※どこから侵入されたか不明なため、パスワードはすべてのものを変更します。

② 責任者(社長又は執行役員など)へ緊急連絡

第一報を入れ、事態の報告の上、指示を仰いでください。

③ ホームページでの緊急告知(注意喚起)

担当者権限でWebサイトの「お知らせ」などに以下のような内容を掲載します。

「現在、当館を装った不審なメールが報告されています。身に覚えのないメールのURLは絶対に開かず、削除してください。」

Webサイトのお知らせは修正・削除が可能です。現場責任者の判断で掲示します。フィッシング詐欺被害を防ぐにはスピードが命です。

【禁止】現場判断の[お客様への一斉メール] 誤送信(BCC送信)や不適切な文章で炎上するリスクが高いため、必ず弁護士又は責任者(社長又は執行役員など)の許可を得てください。
④ 従業員への状況説明と箝口令(かんこうれい)

不正確な情報の拡散を防ぐため、全スタッフに適切な説明の上、「SNSへの書き込み」「家族・友人への口外」を控えるように伝達。「隠蔽」が目的ではありません。

【電話対応の鉄則】 心配をかけたことは謝罪するが詳細は調査中とする。
【○】:ご心配をおかけして申し訳ございません。現在、専門家チームが調査を進めています。
【×】:わかりません。原因不明です。(不安と不信感を募らせてしまうのでNG)
【×】:当館のせいで情報が漏れて申し訳ございません。(原因確定前はNG)
【〇】:補償につきましては正式な発表をお待ち願います。
【×】:かならず補償しますので…(安易に約束しない)

【連絡体制まとめシート 2/2】

発行:対策本部
※現場対応と並行して判断してください
2. 責任者(社長など)の決断アクション
⑤ サイバーインシデント危機対応チームへ連絡
(重要・まずはご相談だけでも!)
TEL:  0120 - 987 - 258   

被害を最小限に抑えるためにプロを呼ぶ。

⑥ 保険会社へ連絡
証券番号:            
TEL:      -      -     
⑦ 顧問弁護士(一報だけでも早いうちに)
TEL:      -      -     
⑧ 警察への被害届の相談(慎重に)

サーバー等の機器を押収されると営業が停滞するリスクがあります。「データの任意提出(コピー提出)」で捜査協力できないか交渉してください。

⑨ お客様への一斉メール配信(決裁)

フィッシング詐欺の疑いがある場合、お客様の金銭被害を防ぐために実施します。
「配信システムは安全か?」「文面は法的に問題ないか?」(顧問弁護士に相談)を確認して決裁してください。

⑩ 関係各所への報告(法令・コンプライアンス)

危機対応の流れ

01

緊急コール

24時間いつでもご連絡ください。状況をヒアリングし、初動指示を出します。

02

被害封じ込め

ネットワーク遮断や端末隔離を行い、被害拡大を物理的に阻止します。

03

調査・復旧

原因を特定し、安全なバックアップからの復旧作業を進めます。

04

報告・公表支援

調査結果をまとめ、お客様や関係各所への報告対応を支援します。

危機対応をパックにしました!
まず専門家を呼んでください。
問題を交通整理しましょう。
ポイントを解説するオペレーター

調査・復旧プランご提案書

発行:DATA HOPE 東北データ復旧
担当:成田

危機対応パック(トリアージ)

インシデント発生直後の「調査」「封じ込め」「方針決定」までを行うパックプランです。
「まずは専門家に来てもらって、状況を整理したい」という場合に最適です。

いますぐ駆けつける
危機対応パック

270,000 円(税別)

※税込 297,000円 + 交通費実費
※現地に到着するまでの遠隔サポート含む

作業内容例
  • エンジニア1名の現地派遣(またはリモート)
  • 被害状況の把握
  • 全端末のネットワーク切断
  • 関連アカウントの特定とパスワード再設定
  • 今後の復旧ロードマップ作成
  • (以下はオプション)
  • セイフティ環境の構築
  • 侵入経路の調査(端末及びPMS等のログの保全)

必ずご確認ください

本パックは被害拡大を防ぐための「緊急止血措置(トリアージ)」です。
ウイルス駆除、システムの再インストール、データ復旧などの
「本格的な治療」が必要な場合は、調査後に別途お見積りとなります。

危機対応パックを申し込む

※お問い合わせフォームへ移動します。
「お問い合わせ内容」に“危機対応パック希望”とご記入ください。

交通費・宿泊費のご負担について

「危機対応パック」を安定して提供するため、エンジニアの移動にかかる実費は、別途ご請求させていただきます。
移動距離や時間帯(深夜移動など)に応じて変動しますが、事前に概算をお伝えいたします。

  • 交通費: 新幹線・特急料金、タクシー代、高速料金、ガソリン代(実費)
  • 宿泊費: 対応が深夜に及び、現地宿泊が必要となった場合(実費 または お部屋をご提供いただいても構いません)

山形拠点からの出動目安(到着時間・往復交通費)

エリア 最短到着 交通費概算(往復)
東北各県 約 0.5 ~ 4.0 時間 約 0.5 ~ 3.0 万円
(車 または 新幹線)
東京 約 3.0 時間 約 2.5 ~ 3.0 万円
(車 または 新幹線)
札幌 約 4.0 時間 約 5.0 ~ 7.0 万円
(航空機利用)
京都・大阪 約 5.5 時間 約 5.0 ~ 5.5 万円
(車 または 新幹線、飛行機利用)
四国・九州・沖縄 約 5.5 時間 約 6.0 ~ 8.0 万円
(航空機利用)

※ 山形駅・山形空港・仙台空港からの最短移動時間です。(乗り継ぎ状況によります)
※ 緊急手配のため、航空機などは正規料金ベースでの算出となる場合があります。





初動対応の費用イメージ

「初動調査」で状況を把握した後、本格的な復旧作業を行う場合は別途お見積りとなります。

① 電話相談

0円

まずは状況をお電話ください。
「LANケーブルを抜く」などの緊急指示は無料で行います。

危機対応パック

② 初動対応(調査)

27万円

現地へ急行し、被害を食い止めます。
今後の対策と見積もりを作成します。
(税込 297,000円+交通費実費)

③ 本格復旧・再構築

都度見積り

システムの再インストール、ウイルス駆除、お詫び状対応など。
作業量に応じて算出します。
(クリックで目安を見る)





インシデントのプロが日本全国どこへでも即座に向かいます。

 一般的に、インシデント調査の相場は高額になりがちです。その費用の多くには、技術費以外の運営コストが含まれているのが実情です。 しかし、予算の懸念で初動が遅れ、傷口が広がってしまう事態は避けなければなりません。

 私たちはあえて地方(山形)に拠点を構えることで、オフィス維持費などの固定費を最小限に抑えました。 技術とは無関係なコストを価格に含めず、純粋な技術力だけで皆様のもとへ駆けつけるためです。

 物理的な距離はハンデではありません。要請があれば、日本全国どこへでも即座に向かいます。





ESTIMATE SIMULATOR

「会議のため、今すぐ見積書が必要...」
WEB上で御見積書を発行できます。

まずは費用感を知って社内で検討したい、電話で問い合わせると焦ってしまう、という担当者様へ。PC台数や希望プランを選ぶだけで、その場で「御見積書」を自動作成・印刷できます。

  • 会員登録等不要
  • 24時間即時発行
  • そのまま検討資料へ

お見積もりシミュレーション

御見積書を作成する

※ そのまま印刷・PDF印刷が可能です。

EMERGENCY PACK DETAILS

危機対応パックで「やること」

被害の拡大を物理的に阻止し、最短で復旧への道筋を立てます。
専門知識がない状態でも、私たちが現場で指揮を執りますのでご安心ください。

駆けつけた技術者が行う作業

エンジニア急行

最短当日、専門スタッフが御社の現場へ駆けつけます。リモートでの即時指示も可能です。

緊急隔離・遮断

感染端末を特定し、ネットワークから切り離して被害の連鎖(ラテラルムーブメント)を物理的に止めます。

トリアージ(診断)

「何が起きたか」「警察への届け出が必要か」等の状況を整理し、経営判断をサポートします。

危機対応の流れ

お電話・出動

状況をヒアリングし、エンジニアが直ちに出発します。

現場到着

お客様のオフィスに到着し、対策本部を設置します。

封じ込め・保全

基本パックの作業
被害を食い止め、証拠を確保します。

今後の方針決定

被害状況を報告し、今後の対策をご相談します。

「封じ込め」完了後の選択肢

初動対応で事態が収束した後、必要に応じて以下のフェーズへ進むことができます。
もちろん、基本パックのみで終了(お客様自身で復旧)していただいても構いません。

多くのインシデントは、まずこのパックで「鎮静化」させることが最優先です。
高額な調査や解析を行うかどうかは、状況を落ち着かせてからゆっくりご判断いただけます。

費用感を確認する 料金シミュレーターへ

プラン別詳細作業項目・対応範囲表

各プランに含まれる具体的な作業内容とプランごとの違いについて

作業項目 / プラン 危機対応パック
★★★
ライト スタンダード プロフェッショナル
▼ 初動対応・ヒアリング
インシデントの把握(ヒアリング)
初動トリアージ(応急処置)
被害拡大防止(NW遮断等)
▼ 証拠保全・解析調査
証拠保全(ディスクイメージ取得) -
マルウェア検体解析 - -
ログ詳細解析・侵入経路特定 - -
被害範囲の特定(情報漏洩有無など) - -
▼ 報告書・レポート
簡易調査レポート(速報版) - - -
フォレンジック調査報告書(詳細版) - -
報告会(オンライン/対面) - -
▼ 環境復旧・実装作業(Proだけの強み)
マルウェア駆除・システムクリーンナップ - - -
脆弱性修正・パッチ適用代行 実務 - - -
アカウント/PW 強制リセット代行 - - -
バックアップ環境の再構築 要塞化 - - -
▼ クライシスマネジメント支援
個人情報保護委員会への報告支援 - - -
対外公表文(プレスリリース等)作成支援 - - -

※ 「」は重点項目、「」は標準対応、「-」は対象外またはオプションです。
※ プロフェッショナルプランの復旧作業は、標準的なサーバー構成(数台規模)を想定しております。
大規模な場合は別途お見積りとなります。

STEP 1

初動対応・保全 (全プラン共通 〜 ライト)

インシデント直後の「混乱」を止め、証拠を守るフェーズです。

被害拡大防止(止血)

ランサムウェアの蔓延を防ぐため、感染端末の隔離やネットワーク遮断を即座に指示・支援します。

証拠保全(コピー)

調査対象のPCやサーバーのデータを法的に正しい手順で複製します。後の裁判や保険請求に必須の工程です。

STEP 2

詳細解析・原因特定 (スタンダード以上)

「なぜ起きた?」「何が盗まれた?」を特定し、説明責任を果たすフェーズです。

侵入経路の特定

「いつ、どこから、どうやって入られたか」をログから時系列で再現。再発防止の基礎データを固めます。

フォレンジック調査報告書

専門家による詳細な解析結果をまとめた公式文書を発行します。監督官庁への報告や保険申請にそのまま使えます。

Our Specialty
STEP 3

環境復旧・要塞化 (★プロフェッショナル限定)

「調査」で終わらせない。エンジニアが実務として「安全な環境」を作り直します。

中小企業の現場で多発する「原因はわかったが、直せる人がいない」という問題を解決します。

脆弱性修正・パッチ適用代行

侵入の原因となったセキュリティホール(OSやVPN機器の穴)をエンジニアが手作業で塞ぎます。

アカウント/PW 強制リセット

攻撃者に盗まれたID/パスワードを無効化し、複雑なポリシー設定を施した上で再発行します。

バックアップ環境の再構築

ランサムウェアに暗号化されない、堅牢なバックアップシステムを新規に設定・構築します。

STEP 4

対外対応・クライシスマネジメント (★プロフェッショナル限定)

社会的信用を守るためのビジネス支援です。

対外公表文・報告書作成支援

取引先へのお詫び文、Web公表文、個人情報保護委員会への報告書作成をフルサポートします。

プランについてのご質問がありましたらご連絡くださいませ。

お問い合わせ・相談




【参考】調査プランと概算費用について

調査規模(PC台数やサーバー台数)に応じて、4つの調査パターンをご案内いたします。
下記のタブを切り替えて目安費用をご確認ください。

調査規模(パソコン1台程度)

項目
おすすめ
危機対応パック
(封じ込め)
ライト
(証拠保全のみ)
スタンダード
(原因究明・報告書)
プロフェッショナル
(完全復旧・要塞化)
概算費用
(税別)
27万円 危機対応
[応急処置まで]
52万円〜 現状把握
(基本パック含む)
86万円〜 原因特定
(基本パック含む)
150万円〜 復旧・再発防止
(基本パック含む)
① 初動対応 緊急停止・隔離
トリアージ
緊急停止・隔離
トリアージ
緊急停止・隔離
詳細ログ保全
緊急停止・隔離
証拠保全(全域)
② 原因調査
  • 詳細解析なし
  • 証拠保全(コピー)
  • マルウェア検査
  • 侵入経路特定
  • 侵入経路の特定
  • 被害範囲の特定
  • マルウェア解析
  • 高度解析(漏洩特定)
  • ダークウェブ監視
  • 影響範囲の全容解明
③ 復旧・実装
※Proの強み
  • 助言のみ
  • 助言のみ
  • 復旧手順の提案
  • 設定代行なし
  • 脆弱性パッチ適用代行
  • FW/機器の設定強化
  • 安心バックアップ構築
④ 報告書
対外対応
  • 報告書なし
  • 簡易調査レポート
  • 詳細報告書なし
  • 調査報告書(詳細版)
  • 再発防止策の提案
  • 調査報告書(法的効力)
  • 対外公表文作成支援
  • 監督官庁報告支援

調査規模(パソコン3台程度)

項目
おすすめ
危機対応パック
(封じ込め)
ライト
(証拠保全のみ)
スタンダード
(原因究明・報告書)
プロフェッショナル
(完全復旧・要塞化)
概算費用
(税別)
27万円 危機対応
[応急処置まで]
72万円〜 現状把握
(基本パック含む)
110万円〜 原因特定
(基本パック含む)
170万円〜 復旧・再発防止
(基本パック含む)
① 初動対応 緊急停止・隔離
トリアージ
緊急停止・隔離
トリアージ
緊急停止・隔離
詳細ログ保全
緊急停止・隔離
証拠保全(全域)
② 原因調査
  • 詳細解析なし
  • 証拠保全(コピー)
  • マルウェア検査
  • 侵入経路特定
  • 侵入経路の特定
  • 被害範囲の特定
  • マルウェア解析
  • 高度解析(漏洩特定)
  • ダークウェブ監視
  • 影響範囲の全容解明
③ 復旧・実装
※Proの強み
  • 助言のみ
  • 助言のみ
  • 復旧手順の提案
  • 設定代行なし
  • 脆弱性パッチ適用代行
  • FW/機器の設定強化
  • 安心バックアップ構築
④ 報告書
対外対応
  • 報告書なし
  • 簡易調査レポート
  • 詳細報告書なし
  • 調査報告書(詳細版)
  • 再発防止策の提案
  • 調査報告書(法的効力)
  • 対外公表文作成支援
  • 監督官庁報告支援

調査規模(パソコン10台+サーバー1機程度)

項目
おすすめ
危機対応パック
(封じ込め)
ライト
(証拠保全のみ)
スタンダード
(原因究明・報告書)
プロフェッショナル
(完全復旧・要塞化)
概算費用
(税別)
27万円 危機対応
[応急処置まで]
180万円〜 現状把握
(基本パック含む)
210万円〜 原因特定
(基本パック含む)
270万円〜 復旧・再発防止
(基本パック含む)
① 初動対応 緊急停止・隔離
トリアージ
緊急停止・隔離
トリアージ
緊急停止・隔離
詳細ログ保全
緊急停止・隔離
証拠保全(全域)
② 原因調査
  • 詳細解析なし
  • 証拠保全(コピー)
  • マルウェア検査
  • 侵入経路特定
  • 侵入経路の特定
  • 被害範囲の特定
  • マルウェア解析
  • 高度解析(漏洩特定)
  • ダークウェブ監視
  • 影響範囲の全容解明
③ 復旧・実装
※Proの強み
  • 助言のみ
  • 助言のみ
  • 復旧手順の提案
  • 設定代行なし
  • 脆弱性パッチ適用代行
  • FW/機器の設定強化
  • 安心バックアップ構築
④ 報告書
対外対応
  • 報告書なし
  • 簡易調査レポート
  • 詳細報告書なし
  • 調査報告書(詳細版)
  • 再発防止策の提案
  • 調査報告書(法的効力)
  • 対外公表文作成支援
  • 監督官庁報告支援

調査規模(パソコン25台+サーバー2機程度)

項目
おすすめ
危機対応パック
(封じ込め)
ライト
(証拠保全のみ)
スタンダード
(原因究明・報告書)
プロフェッショナル
(完全復旧・要塞化)
概算費用
(税別)
27万円 危機対応
[応急処置まで]
360万円〜 現状把握
(基本パック含む)
390万円〜 原因特定
(基本パック含む)
450万円〜 復旧・再発防止
(基本パック含む)
① 初動対応 緊急停止・隔離
トリアージ
緊急停止・隔離
トリアージ
緊急停止・隔離
詳細ログ保全
緊急停止・隔離
証拠保全(全域)
② 原因調査
  • 詳細解析なし
  • 証拠保全(コピー)
  • マルウェア検査
  • 侵入経路特定
  • 侵入経路の特定
  • 被害範囲の特定
  • マルウェア解析
  • 高度解析(漏洩特定)
  • ダークウェブ監視
  • 影響範囲の全容解明
③ 復旧・実装
※Proの強み
  • 助言のみ
  • 助言のみ
  • 復旧手順の提案
  • 設定代行なし
  • 脆弱性パッチ適用代行
  • FW/機器の設定強化
  • 安心バックアップ構築
④ 報告書
対外対応
  • 報告書なし
  • 簡易調査レポート
  • 詳細報告書なし
  • 調査報告書(詳細版)
  • 再発防止策の提案
  • 調査報告書(法的効力)
  • 対外公表文作成支援
  • 監督官庁報告支援

▼ 別途オプション費用(必要に応じて選択)

【備考】
※ 上記金額は概算です。サーバー台数やデータ容量により変動する場合があります。
※ ランサムウェアの身代金支払いは、原則として推奨いたしません(支払っても復元される保証がないため)。
※ サイバー保険に加入されている場合、スタンダードプラン以上の費用は保険適用される可能性があります。

詳細なお見積もりはこちらからどうぞ

見積もりシミュレーターへ
INSURANCE

【参考】実際の事故での損害想定

インシデント発生時、調査費用だけで1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
技術的な復旧だけでなく、金銭的な破綻を防ぐために、保険加入をおすすめしています。

実際の事故での損害想定

ホームページ改ざん・マルウェア感染により、1万人の個人情報漏えいが疑われる場合

項目 内容 想定費用
原因調査費用 専門家によるフォレンジック調査(侵入経路・被害範囲の特定) 約 1,100万円
復旧・修理費用 システム再構築、PC入れ替え、データ復元 約 800万円
損害賠償・見舞金 お客様へのお詫び(見舞金・金券等) 約 1,000万円
その他対応費用 弁護士相談、謝罪会見、コールセンター設置、再発防止策 約 750万円
合計想定被害額 約 3,650万円

※ 東京海上日動「超ビジネス保険」チラシの事故例モデルより算出




私たちが推奨するサイバー保険 5選

「どの保険に入ればいいかわからない」というご相談をよくいただきます。
インシデント対応チームの視点から、「対応のスムーズさ」「補償の厚さ」「さまざまな業界への適合」を基準に選定しました。

※各カードをクリックすると、Google検索結果ページが開きます。最新の情報は各社公式サイトをご確認ください。

私たちと保険会社の関係

もしサイバー保険に加入していれば、フォレンジック調査・復旧費用が保険から支払われる可能性が高いです。
(※ご契約内容によります。事前に保険会社または代理店にご確認ください)

しかし私たちが加入をお勧めするのは、単に「費用が出るから」ではありません。
万が一の時、経営者様が「費用を理由に、安全を諦める」という辛い決断を迫られないようにするためです。

金銭的な痛みを保険に肩代わりしてもらうことで、心とお金の両方が限界になるのを防ぎ、冷静に「前に進むための準備」をしていただきたい... それが、私たちのスタンスです。

サイバーストーリー:『そのとき、前に進むための備え』

湯けむりの向こうで、ユウナは帳場の奥にある小さな事務机を見つめていた。

修行中の若女将として覚えることは山ほどあるが、今日はいつもと少し違う空気が流れている。
「トムさん……正直に聞いてもいいですか」
ノートパソコンを開いたままのトムは、ゆっくり顔を上げた。

この旅館のシステム管理を任されている、無口だが頼りになる人だ。
「はい。なんでしょう」

「もし、何かあったら……調査って、すごくお金がかかるんですよね」
トムはうなずいた。
「ええ。パソコン1台の調査でも、100万円からと言われることがあります。原因が複雑だったり、何日も、何カ月もかかるような調査になると、費用はさらに大きくなります」

ユウナの胸が、きゅっと縮んだ。
「そんな金額……うちみたいな旅館じゃ、すぐには出せません。だから調査をあきらめる、って話も聞いたことがあって……」

トムは首を横に振った。
「それが一番つらい選択です。調査ができないと、何が起きたのか分からない。分からないと、次に何を直せばいいのかも分からない。結果として、安全対策ができなくなってしまいます」

ユウナは思い出す。古くなった設備を直したいのに、予算が足りず後回しにした日のことを。
「でも……10万とか20万でも、営業とは関係ない調査にお金を払うって、正直、心が折れそうになります」

そっと笑うトム

トムは少しだけ、やさしく笑った。
「分かります。事故が起きただけでも、気持ちはがっくり来ますからね」

その言葉に、ユウナははっとした。
「……車の保険、みたいですね」

メモする若女将

「その通りです」
トムは静かに続けた。
「保険は、事故を起こすためのものではありません。起きてしまったときに、『お金の心配』まで抱えなくていいようにするものです」

帳場の外では、湯の流れる音が変わらず聞こえている。
「調査費用が保険から出るからすすめる、という話ではありません」

トムは言葉を選ぶように話した。
「調査が必要なときに、『費用がないから何もできない』。そんな状況を作らないためです」

ユウナは深く息を吸った。
「なるほど……。事故が起きたとき、心とお金の両方が限界にならないように、なんですね」

「はい。それが、私たちのスタンスです」

ユウナは帳場のノートに、そっと書き留めた。
――何も起きないことが一番。でも、起きてしまったときに、前に進める準備をしておく。
若女将として、また一つ、大切なことを学んだ気がした。

つづく…

実績あるフォレンジック(調査)専門機関

原因特定や証拠保全を行う「デジタル鑑識」のプロフェッショナルです。
各社の特徴(メリット・注意点)を比較し、状況に合わせて選定してください。

※各カードをクリックすると、Google検索結果ページが開きます。

★自社専門部隊

データホープ

「サーバーインシデント危機対応チーム」

【おすすめ】サイバーインシデント対応チーム直属の部隊です。チーム内で直接連携するため情報の伝達ロスがなく、初動から復旧まで最短で行えます。

少人数精鋭・初動が最速
データ復旧技術が国内最高峰
深夜帯はメール受け付けのみ
国内実績No.1

株式会社ラック

「サイバー救急センター」

日本のセキュリティ監視のパイオニア。官公庁や大企業の調査実績が豊富で、困ったときの駆け込み寺として有名です。

圧倒的な信頼性と実績
費用が高額になる傾向がある
繁忙期は調査待ちが発生しやすい
知名度

トレンドマイクロ

「インシデント対応」

ウイルスバスターで知られるセキュリティ大手。マルウェア(ウイルス)解析の能力が非常に高く、攻撃の手口特定に強いです。

ウイルス解析能力が高い
既存製品ユーザーは連携がスムーズ
ウイルス以外(内部不正等)は要相談
グローバル

Kroll(クロール)

「フォレンジック調査」

世界的なリスクコンサルティング企業。裁判証拠としての保全能力が高く、外資系ホテルや法的な紛争対応に適しています。

法的紛争・国際対応に強い
小規模施設にはオーバースペック
しっかりと調査したい場合は〇、コンパクトな調査は△
技術力

GMOイエラエ

「フォレンジック調査」

「世界一のホワイトハッカー集団」を擁する技術者集団。攻撃者の視点に立った高度な解析が得意です。

技術力・解析力が非常に高い
報告書が技術的でオーバークオリティな場合もある
費用は比較的高め
監査・法務

PwC / Deloitte等

「インシデントレスポンス」

大手監査法人系のチーム。調査だけでなく、説明責任を果たすための「報告書作成」や経営層への報告支援が手厚いです。

経営報告・再発防止策が完璧
契約〜着手までの手続きが重い
費用が最も高額な部類

業者選定の注意点

フォレンジック調査は高度な専門技術であり、費用が高額(数百万円〜)になるケースが一般的です。
また、緊急時には「予約がいっぱいで対応できない」と断られることもあります。

1. サイバー保険の付帯サービスを確認する
保険会社が提携している調査会社を紹介してもらえる場合があります。
2. 平時のうちに契約(事前契約)しておく
いざという時に優先的に動いてもらえる「SLA契約」などを検討することをお勧めします。

困ったときの誰かになる。

スタッフ

MESSAGE

サイバーインシデント危機対応チーム

「ITの専門技術」×「旅館業務への深い理解」 私たちは、ホテル・旅館業界に特化したサイバーセキュリティ調査機関として実績を重ねてまいりました。 長年のOTA・PMS運用サポート経験と、物理故障からハッキング痕跡調査まで対応する高度な解析技術(フォレンジック)を融合。 フィッシング詐欺、不正アクセス、データ消失など、宿泊施設を狙うサイバー被害に対し、現場業務を止めないための迅速な調査と復旧を実現します。

DATA HOPE 東北データ復旧
チームリーダー
DATA HOPE>> 代表インタビュー

運営チームについて

日本国内はもちろん、海外出張も可能ですのでご相談ください。

運営組織

サイバーインシデント
危機対応チーム

(DATA HOPE 東北データ復旧)

ホテル・旅館業界に特化したサイバーセキュリティの専門部隊から発展。 迅速な初動対応と、高度なデータ解析技術を提供します。

代表技術者

成田 賢司
チーフエンジニア

President and CEO

データ復旧・解析歴20年以上。旅館業務システムの構築から保守まで、現場の裏側を知り尽くした技術者が陣頭指揮を執ります。
チーフインタビューを読む

緊急窓口

緊急ダイヤル
8:00-21:00

emergency call

まずは第一報をご連絡ください。
※時間外はメールにて24時間受け付けております。

事業内容

提供サービス

Service Menu

  • サイバー攻撃の初動対応・調査
  • デジタルフォレンジック(証拠保全)
  • BCP(事業継続計画)策定支援
資格・加盟

証憑コンプライアンス

Credentials

  • 特定非営利活動法人
    データ復旧技術研究会
  • 秘密保持契約(NDA)締結対応
  • 適格請求書発行事業者
Access

山形ヘッドオフィス

Headquarters

Special Interview

不正ログインで5千件の個人データの情報漏洩
その時、誰が助けられるのか!

かつて「JBLスピーカー修理」のブームを仕掛け、
一度は「調査」の世界から離れようとした技術者。

なぜ今、ホテルフォレンジックの先駆者として最前線に立つのか。
その半生と、ある「朝7時の電話」について伺いました。

FAQ

よくあるご質問

緊急時は文章を読まず、まずはお電話でご相談いただいても構いません。
特に多いご質問をピックアップしました。

地方の温泉旅館ですが、
本当に来てくれますか?

はい、全国どこへでも駆けつけます。

私たちは山形を拠点としていますが、北海道から沖縄まで対応実績がございます。緊急性の高いインシデントの場合、最短の交通手段(飛行機・新幹線)ですぐに向かいます。到着までの間も、リモートで応急処置を指示いたします。

「危機対応パック」以外に
追加費用はかかりませんか?

勝手な追加請求は絶対にありません。

危機対応パックには「証拠保全・応急処置・方針決定」までの費用が含まれています。追加作業(データ復旧や本格的な再構築)が必要な場合は、必ず事前にお見積りを提示し、ご納得いただいてから着手いたします。

古いシステムで設計図も
ありませんが大丈夫ですか?

問題ありません。解析可能です。

老舗旅館様などでは、設計図がない「つぎはぎのシステム」も珍しくありません。サーバーの中身を直接解析し、構成を紐解く技術を持っています。「担当者が辞めてパスワードも不明」という状態からでも対応可能です。

すぐに警察には
届け出たほうがいいですか?

まずはご相談を。タイミングが重要です。

証拠がない状態で通報しても警察は動けません。また、いきなりサーバーを押収されてしまうと、業務が完全に停止するリスクもあります。まずは私たちが「証拠(ログ)」を保全し、業務を止めない形での届け出方法を助言します。

Q サイバー保険に入っているか分からないのですが...

「火災保険」や「賠償責任保険」の特約として、サイバー補償が付いているケースが多々あります。ご自身では気づいていないだけで、実は補償対象だったというケースも多いので、契約している保険代理店さんにお確かめください。

その他の質問・相談はこちら

プライバシーポリシーについて

弊社が個人情報をどのように取得・利用・管理するのかを定めた方針です。
これは個人情報保護法に基づき作成されています。

個人情報保護方針

データホープ 東北データ復旧(以下、「当社」といいます。)は、 本ウェブサイト上で提供するサービス(以下、「本サービス」といいます。)における、 ユーザーの個人情報の取扱いについて、以下のとおりプライバシーポリシー (以下、「本ポリシー」といいます。)を定めます。

第1条(個人情報)

「個人情報」とは、個人情報保護法にいう「個人情報」を指すものとし、 生存する個人に関する情報であって、氏名、生年月日、住所、電話番号、 連絡先その他の記述等により特定の個人を識別できる情報を指します。

第2条(個人情報の収集方法)

当社は、ユーザーが利用登録をする際に、 氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスなどの 個人情報をお尋ねすることがあります。

第3条(個人情報を収集・利用する目的)

当社が個人情報を収集・利用する目的は、以下のとおりです。

  • 当社サービスの提供・運営のため
  • ユーザーからのお問い合わせに回答するため(本人確認を含む)
  • メンテナンス、重要なお知らせなどのご連絡のため
  • 上記の利用目的に付随する目的

第4条(個人情報の第三者提供)

当社は、あらかじめユーザーの同意を得ることなく、 第三者に個人情報を提供することはありません。 ただし、法令により認められる場合を除きます。

第5条(個人情報の開示・訂正・削除)

当社は、本人から個人情報の開示を求められたときは、これを開示します。 また、訂正、追加または削除を請求することができます。

第6条(お問い合わせ窓口)

本ポリシーに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
運営:データホープ 東北データ復旧
住所:〒990-0023 山形県山形市松波4丁目2-11
TEL:0120-987-258